横山歯科ロゴ

ミニミニ新聞

2021年 10月号 《 vol.74-3 》

お口の病気 ~口腔粘膜疾患~

お口の病気 ~口腔粘膜疾患~

先月号のミニミニ新聞(9月号vol.73)では、自覚がないままに進行する恐れのある口腔がんについてお伝えしました。
口腔内の歯以外の組織を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には、口内炎のように小さな症状から、口腔がんのように生命に関わる病気のリスクがあります。
口腔がんには、舌がん・頬粘膜がん・歯肉がん・口蓋がん・口底がん・唾液腺がんと6種類もあり、口腔粘膜の全ての部分に発生する可能性があります。
口腔粘膜には、口腔がん以外にも注意しなくてはいけない疾患もあり、総称して口腔粘膜疾患と言います。
口腔粘膜疾患にも多くの種類がありますが、そのほとんどは、潰瘍、腫瘤、水疱などの症状を呈する疾患になります。
お口の中は、歯や飲食による刺激を受けやすいため、安静な状態が保たれにくいことや、口腔細菌の感染による影響も受けやすいことが口腔粘膜疾患の原因になります。
また、口腔粘膜疾患の症状は多岐にわたることや、症状が変化していくため、診断や原因の特定が難しい場合もあります。

2021年 10月号 《 vol.74-2 》

プラークコントロール院内研修会②

プラークコントロール院内研修会②

今回の研修では、セルフケアについて学び、歯科衛生士による患者様への正しい歯磨き方法の伝え方だけでなく、様々な歯ブラシの性能の確認なども行いました。
実習では、人工プラークを付着させた模型を使用して、実際にどのように磨けばどのくらいのプラーク除去が見込めるかなどを実践的に学ぶこともできました。
お口の健康を守るためにも、歯磨きはとても大切になります。
当院では、一人ひとりの患者様に合った歯ブラシをご提案するほか、あなたの口腔環境にとって正しい歯磨き方法をお伝えし、お口の健康を守り続けるためのセルフケアをサポートいたします。
当院は、治療だけでなく皆様の生活の中でのお口の健康を支える歯科医療を目指します。

2021年 10月号 《 vol.74-1 》

プラークコントロール院内研修会①

プラークコントロール院内研修会①

9月17日(金)は、診療をお休みさせて頂き、歯周病学会認定歯科衛生士の佐藤雅美先生による歯科衛生士スキルアップ院内研修を実施しました。
研修では、当院の歯科衛生士が全員参加し、プラークコントロールについての講義や実習を行いました。
プラークとは、歯に付着した細菌のかたまりのことで、むし歯や歯周病の主な原因の一つでもあり、このプラークを取り除くことをプラークコントロールといいます。
プラークコントロールには、ご自宅で行う歯磨きなどのセルフケアと、歯科医院で行う歯のクリーニングがあります。
プラークをできるだけ取り除くことが、むし歯や歯周病の予防につながり、特に歯周病の方にとって、歯磨きなどのセルフケアによるプラークコントロールは大切になります。

2021年 9月号 《 vol.73-3 》

コロナ渦における学びのかたち

コロナ渦における学びのかたち

昨年から世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス(COVIT-19)の影響を受けて、私たちの生活は大きく変わりました。
個人的に大きく変わった一つに「学びのかたち」があります。
これまで、私たち歯科医師が歯科治療についての知識や技術を向上させるためのセミナーや研修会に参加するというのが一般的でした。
しかし、現在は東京や大阪など遠方に学びに行くことが難しいこともあり、オンラインで受講できる仕組みが広がっています。
先日は、日本臨床歯周病学会と札幌臨床歯科研究会が開催され、オンラインで参加し症例発表も行いました。
オンラインでの症例発表は初めてでしたが、オンライン受講の仕組みが確立されつつあり、大きな問題もなく終えることができました。
若手の歯科医師が治療の基礎をしっかり学ぶことや、より高度な優れた治療技術を学ぶためには、講師の手技を実際に見て学べる従来型セミナーに勝るものはありませんが、多くのセミナーを受講し深い知識を得るためには、オンラインセミナーという形式はとても有効だと感じます。

2021年 9月号 《 vol.73-2 》

口腔がんを早期発見する定期検診

口腔がんを早期発見する定期検診

歯ぐきや舌など、口腔内の歯以外を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には細菌の侵入を防いだり、痛覚、触覚、温度覚を伝える役割や、免疫的防御機能も担っています。
口腔粘膜の病気でイメージが強いのは「口腔癌(こうくうがん)」ではないでしょうか?
口腔癌は、大きく進行するまで痛みが出ないこともあり、初期の段階では口内炎に似ていることから、本人が自覚するまでに時間がかかる場合が多くあります。
世界的にみると、先進国では口腔癌での死亡者数は減少傾向にありますが、残念ながら日本においては増加傾向となっています。
先進国において、日本では歯科定期検診の受診率が低いことが、口腔粘膜異常の発見が遅れる大きな要因となっています。
当院では、初めて来院された方や定期検診で来院された方への検査として、むし歯や歯周病だけでなく口腔粘膜の状態も診査し、口腔粘膜に問題がある場合は口腔外科専門医院と連携することで、早期発見、早期治癒に努めています。

2021年 9月号 《 vol.73-1 》

運動が脳を鍛える!

運動が脳を鍛える!

皆さんは、脳細胞について考えられたことはないでしょうか?
脳細胞は、年齢を重ねるほどに減っていく、生まれたときに数は決まっているというようなイメージを持たれていないでしょうか?
ハーバード大学医学部のジョン・レイティ教授の著書「脳を鍛えるには運動しかない」では、脳を発達させるためには、勉強よりも運動の方が大切であることが伝えられています。
運動と脳には、どのような関係があるのでしょう?
運動をすると、脳の海馬に多く存在するBDNFという物質が分泌され、記憶力や学習能力が向上することが実験で立証されています。
この実験は、シカゴのネーパーヴィル大学で行われ、1時間目が始まる前に体操やランニング、ダンスなどの有酸素運動を実施しました。
運動をした生徒は、成績が17%も向上し、ネーパーヴィル大学は理科世界1位、数学世界6位の成績を残すことができたうえに、実験に参加した生徒は肥満や血圧、心拍数も改善しました。
また、運動によってセロトニンが分泌されることから、精神疾患予防や改善にも大きな効果も期待でき、週2回の運動で認知症リスクを50%も減少させることも報告されています。
鍛えることが難しそうな脳や精神ですが、意外にも身近な「運動」という習慣と大きな関係があるそうです。

2021年 8月号 《 vol.72-3 》

大谷選手とマインドマップ

大谷選手とマインドマップ

現在、メジャーリーグで二刀流として大活躍をしている大谷選手は高校時代に「8球団からドラフト1位指名」という目標を立て、その目標に向かうために必要なことを図にしていました。
このような図をマインドマップなどと呼びますが、近年では多くの企業でも取り入れられています。
マインドマップは、1960年代にイギリスのトニー・ブザンが考案したもので、頭の中にある思考や連想されていくことを「見える化」するための仕組みです。
マインドマップは、創造性を高め、記憶や学習、発想などに高い効果を発揮すると言われており、一目で自分のやるべきことが把握できるツールのため、仕事や勉強だけでなく私生活でも活用できるのではないでしょうか。
マインドマップは、もちろんノートに手書きで作成することもできますが、作成を分かりやすく進めることができる無料アプリもたくさんありますので、目標がある方や考えがまとまらない課題がある方は、是非お試しください。

2021年 8月号 《 vol.72-2 》

CAD/CAMシステムによる高精度なむし歯治療

CAD/CAMシステムによる高精度なむし歯治療

CAD/CAM(キャドキャム)システムのプランメカフィット治療は、高精度なむし歯治療を可能にすることができます。
むし歯治療では、むし歯になってしまった部分を削り、削り取った部分を被せ物などで修復します。
プランメカフィットは、削った歯の模型や口腔内を専用スキャナーで読み込み、精度の高い修復物を製作します。
修復物は、圧縮されたブロックをミリングマシンで削り出し製作され、ブロックにはセラミック素材や歯科用プラスチック素材など、多くの種類があります。
治療部位や歯の状態に合わせて、最適なブロックを選択することもプランメカフィット治療では大切な要素となります。

2021年 8月号 《 vol.72-1 》

CAD/CAMシステム治療技術の向上を目指して

CAD/CAMシステム治療技術の向上を目指して

先日、当院で新たに導入した最先端歯科医療のCAD/CAM(キャドキャム)システムの治療について勉強会に参加しました。
CAD/CAMシステムは、コンピュータ制御によって歯の修復物(詰め物・被せ物)を設計・製作する治療システムで、当院のプランメカフィット治療になります。
勉強会には、当院と同じCAD/CAMシステムを導入している歯科医師4名が集まり、実際の臨床を想定した形式で行いました。
CAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、設備を導入するだけで患者様の健康に繋がる質の高い治療に繋がる訳ではありません。
この治療システムを活かすための知識や治療技術も必要になるため、製作された被せ物の接着やシステムの機能などについて深い知識と技術が必要になります。
今後もより質の高いプランメカフィット治療を届けていくための学びを継続していきます。

2021年 7月号 《 vol.71-3 》

金属資源高騰による銀歯への影響

金属資源高騰による銀歯への影響

数年前にむし歯治療で銀歯を入れたときと比べて、治療費が高くなっていると感じた方はいないでしょうか?
銀歯は、その名の通り「銀」で作られていると思われる方も多いと思いますが、その成分は金12%・銀46%・パラジウム20%とその他銅や亜鉛を加工し作られています。
それらの金属は限りある資源としてや世界情勢、自動車産業などの影響により急激な高騰が続いています。
特に、金やパラジウムは2016年頃から異常な値上がりを続けており、15年ほど前に比べると約5倍の価格となっています。
保険が適用される銀歯は、相場に合わせて定期的に治療費が改定されており、国によって定められた治療費は、全国の歯科医院で同じ治療費になります。
当院で導入しているCAD/CAMシステムのプランメカフィット治療は、保険適用外のセラミックのほか、保険適用の白い被せ物を作製することができ、銀歯の被せ物と比べても金額差が少ないことから、プランメカフィット治療を選択される方もいらっしゃいます。
治療費について不安がある場合は、お気軽にお尋ねください。

2021年 7月号 《 vol.71-2 》

最先端歯科治療システム導入②

最先端歯科治療システム導入②

プランメカフィットは、セラミックの被せ物を作製することもできます。
セラミックは、自然な色調の美しいだけでなく、治療した歯が再びムシ歯になってしまうムシ歯の再発リスクや細菌の付着率も銀歯に比べ大幅に軽減できます。
また、プランメカフィットでセラミックを作製する場合は、専用スキャナーで歯を直接撮影し被せ物を作製できる場合もあります

最先端歯科治療システム導入②

精度が高く自然な美しさのプランメカフィット治療は、これからの患者様の健康につながるセラミック治療です。
プランメカフィットのセラミック治療や保険適用の白い歯については、当院スタッフまでお気軽にお尋ね下さい。

2021年 7月号 《 vol.71-1 》

最先端歯科治療システム導入①

最先端歯科治療システム導入①

先月、プランメカ社「プランメカフィット」を新たに導入しました。
プランメカフィットは、お口の中を専用スキャナーで撮影し、そのデータを基に「保険適用の白い被せ物」や「セラミック素材の被せ物(自費治療)」を作製する先進医療で、CAD/CAM(キャドキャム)システムと呼ばれています。
プランメカフィットで「保険適用の白い被せ物」を作製する場合は、歯の型取りを行なってから歯の模型を作製し、模型を専用スキャナーで読み込みデータ化します。
歯やお口の状態のデータをミリングマシンに送信することで、これまで歯科技工士が作製していた「保険適用の白い被せ物」を院内で作ることが可能になります。
治療期間が短縮できる場合も多くなったほか、銀歯のように金属アレルギーリスクもなく、美しい被せ物を作製することができます。

2021年 6月号 《 vol.70-3 》

治療を繰り返し歯を失うデススパイラル

治療を繰り返し歯を失うデススパイラル

歯は何回も治療できないことをご存知でしょうか?
一度治療を受けた歯は、数年後には再びむし歯になることが多く、繰り返しむし歯を削る治療を受けることになります。
このように数回のむし歯治療を繰り返すことで、やがて歯を失ってしまい、この過程を示したのが上イラストの「デススパイラル」と言います。
保険適用のむし歯治療を受けた歯は、平均5~6年で再びむし歯となり、再びむし歯の治療を受けるというデータがあります。
一方、セラミック治療を受けた歯は、17年後にも90%以上の歯の生存が認められているというデータがあります。
再治療までの期間が長くなることで、人生100年時代の現代において自分の歯で健康的に過ごすことができる可能性が高まります。
自分の歯がしっかり保たれることで生活習慣病や認知症などのリスク軽減になり、全身の健康維持にも繋がります。
当院では、むし歯が繰り返されることがないように、治療後には定期的なお口のメンテナンスによってむし歯の原因となる細菌を取り除くほか、治療ではむし歯の再発リスク軽減に繋がるセラミック治療もご案内しています。

2021年 6月号 《 vol.70-2 》

先進国での銀歯

先進国での銀歯

日本人の3人に1人は何らかのアレルギー症状を持っていると言われており、花粉症などアレルギーの患者数は増加傾向にあります。
アレルギーは、花粉や食べ物など通常であれば問題がないものに対して免疫系が過剰に反応し、身体に様々な症状を引き起こしてしまう免疫機能障害です。
歯科治療において注意しているアレルギーは、麻酔薬や処方するお薬などがありますが、最近では「銀歯」が原因となる歯科用金属アレルギーの方が増加傾向にあります。
『銀歯』が原因の金属アレルギーの症状は、銀歯の近くの粘膜や口腔内全体が荒れた状態になったり、手や足の皮膚の荒れなどにでるものもあります。
日本では一般的な銀歯ですが、ドイツやスウェーデンをはじめとする国では、口腔内での使用を禁止する法律や、使用を推奨しないと勧告している国が多く、アメリカなどでもほとんど使用されていません。
治療後の健康を守る治療法を選択することも大切です。

2021年 6月号 《 vol.70-1 》

CAD/CAMシステム臨床勉強会

CAD/CAMシステム臨床勉強会

先月、当院でも導入を検討中の先進歯科医療の一つである「CAD/CAM(キャドキャム)システム」を学ぶため、勉強会に参加しました。
CAD/CAMシステムとは、専用スキャナーで撮影した口腔内や模型の情報をコンピュータ処理をすることでデータ化し、専用機器によって被せ物などを作製する治療システムです。
CAD/CAMシステムは、欧米では歯科大学のカリキュラムにもなるほど普及しています。
日本で導入されている歯科クリニックは少数ではありますが、その高い信頼性から少しずつ普及してきています。
今回の訪問勉強会では、診療での具体的な活用や、CAD/CAMシステムの最新情報などをシステムを実際に動かしながら実践的に学ぶことができました。
このような治療の質を向上させ、患者様が受ける治療の負担も軽減できるシステムが、益々普及していくことの可能性を感じました。

2021年 5月号 《 vol.69-3 》

最初の永久歯 ~大切な6歳臼歯~

最初の永久歯 ~大切な6歳臼歯~

6歳になる頃に、一番奥に生えてくる歯を「6歳臼歯」と言います。
6歳臼歯は、乳歯から永久歯へ生え変わるときに、最初に生えてくる永久歯になります。
また、6歳臼歯は、食べ物を噛む、砕く、すりつぶすといった働きや、上下の歯の正しい噛み合わせにも影響する重要な役割も持っています。
大切な6歳臼歯ですが、生え揃っている乳歯の一番後ろから生えてくるため、生え始めたことに気づかず、むし歯になってしまうことが多いので、特に注意が必要になります。
乳歯が生え揃ってからの毎日の仕上げ磨きのときに、6歳臼歯の生え始めを見逃さず、むし歯から6歳臼歯を守りましょう。

2021年 5月号 《 vol.69-2 》

バランスが大切な自律神経

バランスが大切な自律神経

最近、疲れや眠気、動悸や息切れなどを感じることはありませんか?
このような症状がある場合、自律神経が乱れているせいかもしれません。
自律神経は、末梢神経の1つで、自分の意思で動かす運動神経などの体性神経とは違い、自分の意思で動かすことができない神経です。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、この2つの神経バランスが大切と言われています。
自律神経の良いバランスを保つためには、生活習慣と食習慣、適度な運動という健康維持にも欠かせない3つの要素が大切です。
生活習慣では、寝起きから神経を興奮させないためにも少し早起きして余裕のある行動と1杯の水を飲み、陽の光を浴びることや、就寝の1時間半前に入浴することが効果的です。
食習慣では、お酒やタバコは控え、免疫細胞の75%が存在する腸を整えるために、食物繊維(発酵食品・納豆・チーズ・味噌汁)を意識的に摂取すると良いでしょう。
運動は、あまり激しくない方が良く、30~40分のウォーキングが効果的です。
また、根拠のない焦りや不規則な生活はできるだけ避け、音楽鑑賞や笑顔でいることを増やすことで気持ちを安定させることも自律神経を整えるために効果があります。

2021年 5月号 《 vol.69-1 》

歯は神経も血管もある大切な臓器

歯は神経も血管もある大切な臓器

「歯の神経」と聞くと、皆さんはどのような形をイメージするでしょうか?
歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の神経の形は個人差があり、とても細く複雑な形となっています。
歯の神経は、痛みや温度などの感覚を伝達する大切な役割があります。
また、歯の神経には、いくつもの毛細血管が繋がっており、この毛細血管が歯に栄養を届けています。
歯に痛みを感じる原因には、むし歯のほかに、噛み合わせの問題や間違った歯ブラシ方法があります。
大きなむし歯によって、むし歯菌が神経の近くまで到達すると、歯の神経を取る治療を行い、神経を取った部分に専用の材料を入れて封鎖する処置をします。
神経を失った歯は、同時に毛細血管も失うため「失活歯(しっかつし)」と言い、見た目は通常の歯でも、栄養は届かなくなるため、最終的に歯を失うリスクも上がってしまいます。
歯は、神経も血管もある臓器の一つという意識を大切に、毎日のセルフケアや歯科定期メンテナンス、早期受診で口腔健康を守りましょう。

2021年 4月号 《 vol.68-3 》

差し歯(被せ物)を支える大切な土台

差し歯(被せ物)を支える大切な土台

「差し歯」とは、どのようなものかご存知でしょうか?
差し歯は、比較的大きなむし歯治療のときに、歯を削った後に被せる「歯の被せ物」のことを言い、クラウンとも言われます。
差し歯(被せ物)の構造は、どのようになっているのでしょう。
差し歯は、大きな虫歯での治療法になるので、多くの場合歯の根だけしか残せない状態になります。
その為、歯の根に人工の土台を立て、補強する必要があります。
そして、土台を補強し構築した後に、差し歯を被せて歯の修復が完了になるため、土台は差し歯を支えるためにも大切な役割を持っています。
差し歯の治療では、土台を構築するための歯の型取りと、差し歯を作るための型取りが必要なため、通常型取りは2回行ないます。
また、差し歯をセラミック素材にすることで、銀歯よりも歯の根や口腔健康の維持につながります。

2021年 4月号 《 vol.68-2 》

お子様の歯を守る仕上げ磨き

お子様の歯を守る仕上げ磨き

2月号のミニミニ新聞では、お子様の乳歯が生えてきたときの、仕上げ磨きの大切さをお伝えしました。
親御さんによる仕上げ磨きは、お子様が小学生を卒業するまでは、必要になります。
仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい「上の前歯」や「奥歯の噛み合わせ部分」「歯と歯の間」を特に注意してしっかり磨いて上げることが大切です。
また、歯と歯の間は歯ブラシでは磨けないことが多いため、定期的にフロスや歯間ブラシを使用することも、むし歯予防に効果があります。
仕上げ磨きをしながらお口の状況を観察し、気になることがあれば歯科医院で相談されることもオススメします。
毎日の積み重ねが、お子様の健康なお口を育み、将来の健康へと繋がります。

2021年 4月号 《 vol.68-1 》

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

お口の中には、どのくらいの細菌が生息しているかご存知でしょうか? 一般的な成人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しており歯磨きなどのケアをほとんどしていない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。
免疫力と口腔環境には深い関係があり、特に歯周病の方は、免疫力の低下だけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの全身疾患リスクも大きくなります。
また、最近ではお口が衛生的な人ほど、新型コロナウイルスの感染リスクが低く、万が一感染しても重症化を抑えられる可能性が高いという報告もあります。
お口の衛生環境が悪いと歯周病になり、慢性的に歯ぐきが炎症している状態になるため、出血や腫れが起こります。
このような状態は、新型コロナウイルスなどが口腔粘膜の細胞に結合しやすくなるほか、口腔粘膜の細胞表面を破壊し細胞内にウイルスが侵入しやすくさせてしまいます。
ウイルスから身体を守るためにも、お口の衛生環境は大切になりますので、毎日のセルフケアと歯科メンテナンスで口腔衛生を維持することが大切です。
参考:神奈川県歯科医師会HP

2021年 3月号 《 vol.67-3 》

3月29日はマリモの日

3月29日はマリモの日

マリモは、昭和27年3月29日に国の天然記念物に指定されたことから、3月29日は「マリモの日」となっています。
マリモは、北海道をはじめ、青森県や秋田県、山梨県などの北半球に広く生息していますが、天然記念物に指定されているのは、北海道の阿寒湖に生息しているマリモだけです。
阿寒湖のマリモは球体なのに対して、その他の地域のマリモは、 丸い形をしているわけではなく「繊維状の緑藻」が集まって丸い形を作り出しています。
阿寒湖のマリモだけが球体で育つ理由として、地形や風、水の流れ、湖底の環境など、様々な条件が揃うことと考えられていますが、現在でも解明はされていません。
阿寒湖のマリモは、国の天然記念物のため、捕獲や販売はできないので、お土産屋さんで販売されているマリモは、実は他の地域で仕入れたマリモを丸めて販売しているようです。

2021年 3月号 《 vol.67-2 》

口腔健康を守る細菌コントロール

口腔健康を守る細菌コントロール

1月号のミニミニ新聞では、プラークの住処となる「歯石」について2月号では、むし歯や歯周病の原因となる「プラーク」について、お伝えしました。
プラークや歯石を減らすことが、お口の健康を守ることに繋がります。
そのためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスを欠かすことはできません。
プラークが、むし歯や歯周病の原因となるため口腔内にあるプラークの数を減らすことができれば、そのリスクは大きく軽減することが可能になります。
毎日の歯磨きでは、できるだけフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間にあるプラークを取り除くことが大切です。
また、歯科医院での定期メンテナンスでは、歯磨きでは難しい歯と歯ぐきの隙間などにあるプラークや歯石を専用の機器で取り除くことができます。
口腔内からプラークを無くすことはできませんが、その数をコントロールし減少させていくことが、むし歯や歯周病リスク軽減に繋がります。

2021年 3月号 《 vol.67-1 》

大切なマスク習慣でも呼吸に気をつけて

大切なマスク習慣でも呼吸に気をつけて

皆さま、体調にお変わりないでしょうか?
昨年より、日本を含め世界中で感染が拡大している新型コロナウイルスに罹患された方や感染拡大によって、生活に影響を受けられている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
新型コロナウイルスによって、大きく変わった習慣の一つがマスクの着用ではないでしょうか。
感染予防対策として有効なマスクですが、息苦しさから口呼吸になってしまう方が増加傾向にあります。
口呼吸になると、お口の中が乾燥することで、殺菌効果の高いだ液が不足してしまい「むし歯」「歯周病」「口臭」の原因になる場合があります。
最近になって、歯ぐきが腫れてきたり、歯の着色が目立つようになったという方は注意が必要なため、鼻で呼吸することを意識することが大切になります。

2021年 2月号 《 vol.66-3 》

乳歯が生えたら歯磨き練習と仕上げ磨き

乳歯が生えたら歯磨き練習と仕上げ磨き

赤ちゃんの歯(乳歯)は、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月頃に下の前歯から生え始めます。
先月号でお伝えした乳歯が生える前の習慣と同じように、乳歯が生えてからは、歯磨きの練習を始めることが大切です。
まずは、子供が自分で歯ブラシを持ち、お父さんやお母さんと同じような歯磨きの動きをマネすることから始めることで、歯磨き習慣を身につけています。
歌やリズムに合わせながら楽しい雰囲気づくりを心がけるのも良いでしょう。
また、1日1回以上は、お父さんやお母さんによる仕上げ磨きも大切で、特に夜は必ず仕上げ磨きをしてあげてください。
仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい上の歯の裏側や奥歯に注意しながら、鉛筆持ちで歯ブラシを握り、力を入れずに細かく磨くと効果的です。
お口の健康の基礎は、3歳頃までにつくられるので将来の健康につながる歯磨き習慣を大切にしてください。

2021年 2月号 《 vol.66-2 》

むし歯・歯周病の原因プラーク

むし歯・歯周病の原因プラーク

プラークは、歯垢(しこう)とも呼ばれますが、お口の健康にどのような影響を与えるかご存知でしょうか?
プラークは、歯の表面に付着している細菌のかたまりで、強い粘着性があるため、うがいで取れることはなく、舌で触るとザラザラした感触があります。
このプラーク1mg当たりには、細菌が約1~2億個も存在していると言われています。
プラークには、酸が含まれているため、歯に付着したまま放置していると歯を溶かし、むし歯になってしまうほか、歯周病の原因にもなります。
プラークを取り除くためには、毎日しっかり歯を磨くことや、フロスや歯間ブラシで歯と歯の隙間の清掃などのセルフケアが大切になります。
歯と歯の隙間のほか、奥歯や歯と歯ぐきの境目、歯と歯ぐきの隙間などセルフケアでプラークを取り除くことが難しい部分もあるため、定期的に歯科医院でお口のクリーニングを受けることが、むし歯や歯周病予防にとって大切になります。

2021年 2月号 《 vol.66-1 》

口腔健康と全身健康を守るための口腔衛生

口腔健康と全身健康を守るための口腔衛生

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、アルツハイマー型認知症など全身健康と深い関係性があります。
歯周病と全身健康と同じように、口腔衛生と細菌感染にも深い関係性があることをご存知でしょうか?
むし歯や歯周病の原因となる口腔細菌は、どのように体の中に侵入するのでしょう。
口腔内の粘膜や細胞の表面は、細菌やウイルスから守るためのバリアの役割を持っています。
口腔細菌は、このバリアを剥がし、粘膜内にある毛細血管に侵入することで血流に乗って全身へと運ばれていきます。
むし歯や歯周病でも痛みなどの症状がない場合もありますが、そこには必ず細菌が存在しているため、しっかりと治療を受け、口腔内を衛生的にすることが、歯や口腔健康を守ることに繋がります。
また、口腔健康に自信を持たれている方も、歯磨きなどの毎日のセルフケアや、セルフケアでは取り除くことが難しい口腔細菌を除去する歯科定期メンテナンスの受診が、お口と全身の健康維持にとって大切です。

2021年 1月号 《 vol.65-3 》

乳歯が生える前の習慣づくり

乳歯が生える前の習慣づくり

赤ちゃんの歯(乳歯)が生え始めるまで、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月ほどかかります。
生後4~6ヶ月くらいで、下の前歯から生え始めますが、歯が生え始める前から歯磨きに慣れるための習慣づくりをすることで、歯磨きに抵抗感を持たない子どもに育つことが多くなります。
「歯磨きに慣れるための習慣づくり」は、特別なことはなく、普段の生活でのスキンシップに少しプラスする程度です。
赤ちゃんには、手のひらで頬を触ったり、清潔な指でくちびるの周りや、歯ぐきに軽く触れるスキンシップを行なうだけです。
たまに、乳歯が生えてきていないかのチェックのために、お口の中を見ることも、歯磨き習慣の大切な一歩になります。
また、歯ブラシを自分で握って持てるようになると、自由に歯ブラシを持たせ、歯ブラシを口の中に入れることに慣れるのも大切です。
お子様が歯ブラシを持っているときには、保護者の方は目を離さず、歯ブラシを持ったまま歩き回るなどの危険から守るためにも、注意が必要になります。 歯磨きへの抵抗感を無くし、自然に歯磨き習慣を身につけることが理想的と思います。

2021年 1月号 《 vol.65-2 》

歯周病の原因となる細菌の住処

歯周病の原因となる細菌の住処

治療や定期検診で歯科医院に通院されている中で、「歯石(しせき)」という言葉を耳にすることがあると思います。
歯石と聞くと、お口の健康にとって悪いモノというイメージはあっても、実際にどのような問題があるのかご存知ない方もいらっしゃると思います。
歯石は、磨き残しなどが原因となって発生する「細菌の塊(プラーク)」が、そのまま放置されることで、だ液に含まれるリン酸カルシウムと反応し、硬い石のような状態(石灰化)になったものです。
歯石そのものが悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにザラザラでデコボコしており、口腔健康に悪影響を与える細菌にとって絶好の環境となります。
細菌の良い住処となる歯石があると、細菌も増殖し、歯周病や口臭を引き起こす大きな要因になります。
歯石は、歯磨きで除去することは困難なため、定期的に歯科医院でお口のクリーニングを受診し、専用の器具などを使って歯科衛生士によって取り除くことが、お口の健康を守ることにも繋がります。
また、歯石ができないためにも、毎日の歯磨きや歯科定期検診で、いつもお口を衛生的な環境で維持していくことも大切です。

2021年 1月号 《 vol.65-1 》

2020年最後のミニミニ新聞

2020年最後のミニミニ新聞

皆さま、新年明けましておめでとうございます。
今年は、これまでのお正月とは少し違った過ごし方をされた方も多かったと思いますが、皆様どのように過ごされましたでしょうか?
当院は、今年の12月で移転リニューアル5周年を迎えます。
改めて気持ちを引き締め、患者様はじめ、地域の皆様や共に働くスタッフへの感謝の気持ちを忘れず、基本を大切にしっかり歩んでいきたいと思います。
様々な変化がある時代ではありますが、患者様の健康に向き合い、生活に寄り添うために、質の高い歯科治療を届けていくという気持ちは変えることなく、成長していきたいと思います。
2021年、皆様の健康と笑顔を守れる歯科医院を目指し、学びを継続していくためにも当院も様々なことに挑戦していきたいと思います。
本年も「横山歯科クリニック」をどうぞ宜しくお願い致します。

2020年 12月号 《 vol.64-3 》

大切なお母さんの健康

大切なお母さんの健康

お子様のお口の健康を守っていくためには、お父さん、お母さんなど家族のお口の健康も大切です。
特に、子どもと生活の長い時間を過ごすことが多いお母さんのお口の健康状態は、子どもへの影響も大きくなります。
お母さんのお口の中に、むし歯菌や歯周病菌などの悪い細菌が多い場合は、子どもにその細菌が感染する可能性も高くなってしまいます。
もし、お母さんのお口の性質が健康的でない場合には、適切な診療プログラムによって健康なお口を目指します。
お母さんのお口が健康的でない時期には、お子様とお箸やコップの共有は避けた方が細菌の感染リスクの軽減に繋がります。
子どもは、3歳になるまでのお口の衛生管理が特に大切ですが、3歳以降も定期的に歯医者さんでお口のメンテナンスを受けることが将来の口腔健康につながります。
お母さんと子どもが、安心できるスキンシップとるためにも、お母さんのお口の健康を守ることが大切です。

2020年 12月号 《 vol.64-2 》

健康を守り続ける定期メンテナンス

健康を守り続ける定期メンテナンス

皆さんは、『なぜ年を重ねるうちに歯が失われていくのか?』と考えられたことはないでしょうか?
ムシ歯になっても治療によって完治するものであれば、歯は失われることはありません。
しかし、治療を受けた歯が数年後にまたムシ歯になってしまうこともあるため、一度歯科治療を受けたからといって『これで大丈夫』『この先も健康』ということではありません。
歯には自然治癒力も無いため、治療を受けた歯をどのようにして守っていくのかが重要になります。
その為には『なぜムシ歯になったのか?』の原因や経緯を理解し、その上で、繰り返さない、または進行を遅らせる為の予防・定期検診がとても大切です。
予防のためには、歯科医院でお口の清掃・クリーニングだけでなく、患者様のセルフクリーニング(歯磨きなど)も大切になります。
当院では、皆様のお口の健康をお守りするために、定期検診をご案内させて頂いております。
定期検診では、ムシ歯や歯周病のリスクを減らすための、お口のクリーニングや、早期発見するための診断を行います。

2020年 12月号 《 vol.64-1 》

2020年最後のミニミニ新聞

2020年最後のミニミニ新聞

2020年最後の「ミニミニ新聞」となりました。
ミニミニ新聞は、当院が移転開院する前の2015年秋のから毎月発刊で始め、今号で64号を迎えることが出来ました。
今年は、新型コロナウイルスによって、私たちの生活に大きな変化が生まれました。
改めて、新型コロナウイルスに罹患された皆さまと感染拡大によりお仕事や私生活に多大な影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
私たち歯科医療従事者にとっても、新型コロナウイルスの影響は大きく、来院患者様の制限やこれまで以上の感染予防対策をしての診療など、新たな挑戦の一年となりました。
また、多くの学会や臨床セミナーが中止となるなか、オンラインセミナーという新しい形式も広がったように、困難な状況だからこそ生まれるものもあるという発見もありました。
来年は、皆様の健康と、安心と安全が守られる生活になることを願います。

2020年 11月号 《 vol.63-2 》

歯周病と認知症の関係

10月15日のテレビ放送「ミヤネ屋」で、歯周病とアルツハイマー型認知症の関係性について特集されました。
認知症の中でも最も多いアルツハイマー型認知症は、脳の萎縮(いしゅく)が特徴のアルツハイマー病によって起こる認知症です。
物忘れなどの「記憶障害」や「判断力の低下」が症状として現れます。歯周病とアルツハイマー病の因果関係についてはまだ不明な点もありますが、いくつかの実験結果では歯周病がアルツハイマー病の悪化因子であることの報告が上がっています。
歯周病を持っている場合、アルツハイマー病の原因とされるタンパク質が多くみられることから、お口の中の歯周病菌や炎症の原因となる物質が、血流に乗り脳に運ばれることで影響を与えていると考えられています。
アルツハイマー型認知症の人は、健康な人よりも歯の本数が少なく、また、残っている歯が少ない人ほど脳の萎縮が進んでいたということが報告されています。
この結果は一本でも多く歯を守り、しっかり噛むことがアルツハイマー型認知症の予防につながることを示唆しているのかもしれません。

歯周病と認知症の関係

2020年 11月号 《 vol.63-1 》

歯を守り続けるために

予防歯科は、むし歯や歯周病からお口の健康を守る取り組みになりますが、治療後の健康を守り続けることも予防歯科になります。
問題を繰り返さず健康を守り続けるためには、どのような治療を選択するのかも大切なポイントです。
むし歯になってしまったとき、皆さんはどのような基準で治療方法を選択されていますか?
当院では、一人ひとりの患者様にさまざまな治療方法についてご提案しております。

歯を守り続けるために

『歯は年齢とともに失われる』と考えている方も多いと思います。
多くの場合は、むし歯になってしまい治療を受けた歯は、治療で使用した材料の劣化やさまざまな要因により、いずれはむし歯が再発して、再治療が必要になってしまいます。
しかし、毎日の歯磨きなどのセルフケアや、歯科医院での定期メンテナンス、正しい治療の選択によって、いつまでも健康なお口を維持することが可能になります。

2020年 10月号 《 vol.62-3 》

口腔健康が乱れやすいマタニティ期

口腔健康が乱れやすいマタニティ期

口腔健康にとって、マタニティ期(妊娠中)は、つわりによる嘔吐や唾液の減少によって口腔内が酸性になりやすく、ムシ歯や歯周病のリスクが上がってしまうため、特に注意が必要な時期でもあります。
マタニティ期は、歯磨きがつらくできないことや、食生活にも変化が出る場合もあり、偏食によって口腔環境に悪影響を与えてしまうこともあります。
マタニティ期は、体調が優れない日も多くなるため、通院が困難になってしまったり、麻酔やお薬に制限が出てしまうため、日頃から定期的に歯科健診を受診し口腔健康を守っていくことが大切です。
マタニティ期でも、ムシ歯などお口に問題がある場合は、つわりが落ち着いた時期に歯科健診を受診し、可能な範囲での治療や口腔内のクリーニングによって、出産前に衛生的な口腔環境にすることも大切です。
来月号では、母親と子供のムシ歯についての関係性についてお伝えします。

2020年 10月号 《 vol.62-2 》

治療後の痛みについて②

むし歯の治療以外にも、歯の根の治療後に痛みを感じる場合もあります。
神経がない歯でも、根の治療後は薬の刺激によってその歯の根の周囲に痛みが出ることがあります。

【歯の根の治療後に痛みを感じる主な原因】
①膿が出やすい状態の場合、膿を出そうとする圧力による痛み
②根の治療の最後に入れる薬剤の圧力による痛み
③炎症を起こした周囲の組織や骨が回復するまでの痛み

治療後の痛みについて②

膿が原因の場合は、消毒処置を継続していくことで解消される場合が多いですが、炎症によって周辺組織や骨を破壊されていると、程度によっては元の状態までの回復は難しくなります。
通常は1週間ほどで痛みは消えますが、痛みを感じる場合には処方された痛み止めのお薬を服用ください。
歯の根の治療後もむし歯の治療と同様に、なるべく治療した歯では噛まないなど、治療によってダメージを受けている歯を守りながらの生活が大切です。
また、痛みが大きいときや痛みが長引く場合には、お気軽にご相談ください。

2020年 10月号 《 vol.62-1 》

治療後の痛みについて①

皆さんが歯医者さんへ向かうときは、どのような気持ちでしょうか?
「今日の治療は痛いかな?」「自分の歯がどのような状態か不安。」など、様々な疑問や不安を抱えて来院される方も多いと思います。
治療が終われば全て問題は解決され、健康を取り戻し、痛みからも解放されると思われる患者様もいらっしゃいます。
しかし、歯科治療は、ほかの怪我や病気と同じように治療や処置を受けたからといって、すぐに完治しないものも多くあります。
むし歯の治療では、治療中は麻酔をして痛みがなくても、歯を削るときの熱や振動などによって神経が刺激されることで、治療後も神経が過敏になり、炎症を起こしたり痛みが出る場合もあります。
治療後の痛みの多くは1週間ほどで消えますが、痛みを感じる期間は硬いものを噛んだり、冷たいものや熱いものが治療した歯に当たらないようにお気を付けください。
また、被せ物や詰め物の治療では噛み合わせも調整しますが、その後の食事などで痛みが1週間ほど続く場合は、噛み合わせの調整が再度必要になります。

治療後の痛みについて①

2020年 9月号 《 vol.61-3 》

健康な永久歯につながる乳歯の健康

健康な永久歯につながる乳歯の健康

親や保護者にとって子どもの健康は何より大切なことと思います。
病気やケガは治ることが多いですが、歯は失ってしまうと取り戻すことができません。
子どもの乳歯は、成長とともに抜けて永久歯に生え変わりますが、健康な乳歯が健康な永久歯を形成するため、やがて抜ける乳歯であってもムシ歯から守り、健康を維持することが大切です。
乳歯は、一般的に下の前歯から生え始め、2歳半~3歳頃までに全て生え揃います。
特に、乳歯の生え始めはムシ歯になりやすいため、毎日の歯磨きでは、生えてる歯を丁寧に磨くことと新しい乳歯が生えてきていないかのチェックをすることで、ムシ歯から乳歯を守ることが大切です。

2020年 9月号 《 vol.61-2 》

正しい食習慣で糖尿病予防

正しい食習慣で糖尿病予防

糖尿病または糖尿病の予備軍とされている日本人は、2,000万人以上と言われており、2000年前後の10年間で約1.5倍と上昇を続けています。
糖尿病になると、血糖値を体の力で下げることが難しくなります。
血糖値を下げるインスリンはすい臓で作られますが、すい臓への大きな負担が長期的に続くことで、インスリンを産生する機能が失われていきます。
一度失われたすい臓の機能が戻ることはないため、糖尿病予防を意識した生活が大切になります。
糖尿病を予防するためには、規則正しい生活と適度な運動習慣、正しい食習慣を心がけましょう。
糖尿病予防のための食習慣というと、糖分摂取を控えるという印象を持たれる方も多くいますが、すい臓に負担をかけにくい食事も大切です。
日本人のすい臓は欧米人に比べ弱く、肉類や乳製品は大きな負担となってしまいます。
お菓子やジュースなど余分な糖分はできるだけ減らし、間食や夜食を控えてすい臓を休ませることも大切です。野菜や魚を中心とした腹八分目の日本人らしい食習慣が、糖尿病予防に繋がります。

2020年 9月号 《 vol.61-1 》

適切な歯ブラシ選びと交換時期

適切な歯ブラシ選びと交換時期

当院では、それぞれの患者様のお口の状態に合った歯ブラシをご案内しております。
皆さんは、歯ブラシをどのような基準で選ばれていますか?
健康なお口や歯を守るための歯磨きをするためには、自分自身に合った歯ブラシ選びや、適切な期間での歯ブラシ交換が大切です。
歯ブラシには、それぞれブラシの硬さや大きさがあり、ムシ歯予防に適した歯ブラシや、歯周病予防・改善に適した歯ブラシがありますので、お口の環境や年齢によって適した歯ブラシを使用すると、より大きな効果を得られやすくなります。
また、歯ブラシの交換時期も大切なポイントになります。
歯ブラシのブラシ部分が広がってきたり、ブラシの硬さが変わってくると交換する必要があり、ブラシの毛先の状態が悪くなると新しい状態と比べ、約4割も汚れの除去率が低くなってしまいます。
自分自身のお口の環境に合った歯ブラシ選びと、1ヶ月ごとの歯ブラシ交換が質の高いセルフケアに繋がります。

2020年 8月号 《 vol.60-3 》

予防歯科を実践する歯科衛生士

予防歯科を実践する歯科衛生士

当院の診療方針の一つにある予防型歯科診療は、患者様の健康を長期にわたって守り続けることを基本とし、問題の早期発見と健康の維持増進を目指しています。
この予防型歯科診療のためには、歯科衛生士が欠かせない存在になります。
皆さんは、歯科衛生士の仕事にどのようなイメージをお持ちでしょうか?また、歯科衛生士と歯科助手の違いもご存知でしょうか?
歯科衛生士は、厚生労働省認定の歯科衛生士養成機関で3年間の専門的な教育を受け国家試験の合格が必要です。
お口のクリーニングや歯磨き指導など、歯科衛生士には認められ、歯科助手には認められていないことも多くあります。
歯科衛生士は、お口のクリーニングや歯科医師の治療サポートが主な仕事と思われている方もいますが、それだけではありません。
歯科衛生士は、専門的な知識と技術によって、担当する患者様のお口の状態を把握して健康を維持するためのメンテナンスや、むし歯・歯周病から健康を守る予防診療のエキスパートです。
横山歯科クリニックは、歯科衛生士はじめスタッフ全員のチーム医療で予防型歯科診療に取り組み続けます。

2020年 8月号 《 vol.60-2 》

口腔ケアと誤嚥性肺炎

口腔ケアと誤嚥性肺炎

先月号では、口腔ケアと糖尿病の関係についてお伝えしましたが、糖尿病の他にも、口腔健康と全身の健康には深い関わりがあり、その一つに『誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)』もあります。
『誤嚥性肺炎』とは、食べ物や飲み物、だ液などが誤って気管や気管支内に入り、肺に細菌が慢性的に流れ込むことで引き起こされます。歯周病などによって歯を失うことで、噛む力や噛み合わせに問題が生じることが一因となります。
食事中だけではなく、就寝中にもだ液が気管に入り込むため自覚症状がない方も多いのが特徴です。
高齢者の肺炎の75%は、誤って喉頭や気管に食べ物などが入ってしまう『誤嚥(ごえん)』に関連していることも言われています。
歯を一本でも失った場合には、適切な治療を受け、噛み合わせや咀嚼(そしゃく)、飲み込むなどのお口の機能を守ることが『誤嚥性肺炎』の予防に繋がります。
定期的に歯科医院でお口のメンテナンスを受けることが、お口の中の細菌を減らすことになり、正しい口腔機能をいつまでも守り続けることにもつながります。

2020年 8月号 《 vol.60-1 》

健康寿命を守るために

健康寿命を守るために

皆さんは、『オーラルフレイル』という言葉を聞いたことはありますか?直訳すると『口腔機能の虚弱』となります。
日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」を延ばすためにも、口腔機能がしっかりしていることが重要であり、オーラルフレイルが生じたときの早期治療や、予防・早期発見が非常に大切です。
ムシ歯・歯周病などで歯を失ってしまうと、食べ物を細かく噛んだり、噛んだものを飲み込むなどの基本的なお口の機能が低下し、食生活の変化にも繋がります。
食生活の変化によって、栄養バランスが乱れ、身体機能の低下などが引き起こされ、社会活動が出来ない・日常生活に問題が生まれる・寝たきりになってしまうなど、健康寿命に影響が出る場合があります。
お口の健康を守ることが、全身の健康を守ることにも繋がり、健康寿命を守ることになります。

2020年 7月号 《 vol.59-3 》

継続する新型コロナウイルス対策

新型コロナウイルスに罹患された皆さまと感染拡大によりお仕事や私生活に多大な影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。
皆さまは体調にお変わりないでしょうか?
当院は、患者様はじめ現場で働くスタッフにとって安心できる医療環境を守るために、日頃の感染対策に加え新型コロナウイルス感染対策を現在も継続しております。
新型コロナウイルス感染予防として、受付にはパーテーションを設置し、お互いの感染リスクを軽減しています。
また、来院時にはアルコールでの手指消毒を引き続きお願いしております。
院内はできるだけ換気を行い、診療チェアだけでなく、手が触れる箇所については定期的にアルコールで清拭しております。
スタッフも出勤前には検温し、発熱症状や体調が優れない場合は自宅待機など適切な対応を定めています。
患者様はじめ、スタッフなど横山歯科クリニックに関わる全ての人の安全と安心を守る院内環境に取り組みます。

2020年 7月号 《 vol.59-2 》

口腔ケアと糖尿病

口腔ケアと糖尿病

下記のvol.59-1「安心できる環境で健康を守り続ける」でもお伝えしたように、お口の健康と全身の健康には深い関係性があります。
歯周病が、全身疾患に影響する場合もあり、糖尿病の合併症の一つに歯周病があげられています。 成人の糖尿病で多い2型糖尿病は、体内でインスリンの働きが不十分になり、免疫システムの低下が起こります。
免疫力の低下によって、糖尿病患者はインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
また、お口の中も同様に免疫力が低下することで、糖尿病患者は歯周病に2倍以上かかりやすくなり、歯周病の進行も早くなります。
そのほかにも、重度の歯周病の場合、血糖のコントールが悪くなるなど、歯周病と糖尿病には大きな関係があります。
歯周病の改善により、血糖のコントロールが改善する場合も多いことから、糖尿病を患っている方にとって口腔ケアはさらに重要になります。糖尿病は、40歳代から急速に増えますが、早い時期からの歯周病予防が発症リスク軽減につながります。

2020年 7月号 《 vol.59-1 》

安心できる環境で健康を守り続ける

安心できる環境で健康を守り続ける

横山歯科クリニックでは、以前より高水準の院内感染防止対策に取り組んできました。
当然ではありますが、患者様ごとに使い捨てグローブの着用、治療後は診療チェアの清拭、歯を削る機械(タービン、コントラ)なども交換し、毎回高性能な専用滅菌器などで洗浄・滅菌を行うなど、使用した器材はそれぞれに適した消毒・滅菌処理を行なっています。
4月中旬より、診療予約の制限や、お口の健康を守るために大切なメンテナンスも予約の延期または中止という対策も取らせていただきました。
メンテナンスの予約を延ばされていた方は、これまで以上にご自宅でのお口のセルフケアに取り組まれていたことと思います。
お口の健康は全身の健康に大きく影響することから、糖尿病の予防や改善、食べ物やだ液が肺に入ることで起こる誤嚥性肺炎のリスク軽減にも繋がります。
また、お口の健康は免疫力を高めることにも繋がります。
今の健康とこれからの健康を守るために、これからもご安心してメンテナンスを受診してください。

2020年 6月号 《 vol.58-3 》

口腔ケアで免疫力の維持・向上

口腔ケアで免疫力の維持・向上

免疫力を向上させる為には、『運動・食事・睡眠』が大切とお伝えしましたが、お口の健康も免疫力に繋がります。
ウイルスなどは主にお口から侵入し、体内へと広がります。
しかし、お口の中はウイルスなどの入り口であると同時に、侵入を防ぐ役割も持っています。
お口の中は、歯以外は粘膜でできており、この粘膜が免疫として働いていることから、粘膜の健康が低下している状態では、免疫力も同時に低下してしまいます。
特に、歯周病の場合は、歯ぐきが炎症している状態になり、歯と歯ぐきの間に隙間(歯周ポケット)が生まれ、免疫力も大きく低下しているため、ウイルスや細菌の侵入を防ぐことが難しくなります。
インフルエンザにおいては、定期的にお口のメンテナンスを受けている人は、発症率が1%というデータもあります。
毎日の歯磨きやフロスを使った口腔ケアと、定期的な検診が健康なお口を守り、免疫力の向上にも繋がります。

2020年 6月号 《 vol.58-2 》

ウイルスと戦う免疫力 ~食事と睡眠~

ウイルスと戦う免疫力 ~食事と睡眠~

免疫力を向上させる「運動」のほかに、食事と睡眠も大切です。
ウイルスに対抗する免疫力には、乳酸菌やビタミンA・C・Eを摂取すると効果的ですが、骨や筋肉はもちろん、血液、皮膚、ホルモン、免疫細胞を構成する「たんぱく質」も欠かせません。
良質なたんぱく質は、鳥ささみ、マグロ、カツオに多く含まれており、1日体重1kgあたり1gの摂取が理想的です。
睡眠については、書籍「スタンフォード式最高の睡眠」でも記されていますが、慢性の睡眠不足による影響が心身に蓄積されていくことを「睡眠負債」と呼ばれています。
日本人は、1日の睡眠時間が6時間未満の人が40%もいますが、1日7時間の睡眠時間が理想的で、最低でも6時間は必要になります。
免疫力は、睡眠中に維持・強化されることからも、質の高い睡眠をとることがとても大切になります。

2020年 6月号 《 vol.58-1 》

ウイルスと戦う免疫力 ~運動~

ウイルスと戦う免疫力 ~運動~

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、その予防法や衛生管理などが注目されています。
現在、改めて考えさせられるのが「免疫力」ではないでしょうか?
免疫力とは、体の中の最大の防御システムで、ウイルスや細菌など体にとって悪さを働く外敵と対抗することで、健康状態を守ってくれる力のことです。
この免疫力は、生活習慣によって高めることができ、免疫力を高める為には『運動・食事・睡眠』の3つが重要になります。
運動によって筋肉を動かすと、血行やリンパの流れが良くなり、溜まった疲労物質を取り除くことで代謝が良くなる効果があります。
逆に運動不足によって筋肉量が減少すると、体温の低下が認められ免疫力の低下が起こります。
体温が1℃上昇することで、5倍~6倍の免疫力を発揮できるようになるという報告もありますが、激しい運動は一時的に免疫力の低下を引き起こすので、注意は必要です。
気持ちいいと思えるくらいの運動、ラジオ体操や軽度な筋トレなどがおススメです。

2020年 4月号 《 vol.56-3 》

健康を守る唾液の役割

健康を守る唾液の役割

顔や性格と同じように、唾液の性質は人によって違いがあることをご 存知でしょうか?
唾液には、むし歯や歯周病から歯やお口の健康を守る役割や、食べ物を飲み込むのを助けるなど、様々な役割があります。

2020年 4月号 《 vol.56-2 》

入れ歯のメンテナンス

入れ歯のメンテナンス

入れ歯には、失ってしまった歯の代わりとして、会話や食事など生活を支えるための大切な役割があります。
入れ歯を長期間安心してお使いいただくためには、毎日の入れ歯の お手入れが欠かせません。
日中お口の中にある入れ歯には、汚れや細菌が付着しているため、就寝前には入れ歯の水洗いが必要になります。
歯磨き用の歯ブラシとは別の入れ歯専用ブラシや歯ブラシで、入れ歯を傷つけないように歯磨き剤は使わずに優しく毎日洗い、部分入れ歯の場合はバネも丁寧に洗ってください。
水洗い後は、毎日入れ歯洗浄液を使用することで、入れ歯をより衛生的に保つことができます。
歯科医院専用の「入れ歯洗浄液」は、市販のものと比べて、入れ歯に与えるダメージを最小限に抑えながら洗浄するため、入れ歯の変色などを防止することができます。
入れ歯を衛生的に保つことは、残っている歯を守るなどお口の健康にも繋がりますので、お手入れ方法についての疑問などはお気軽にお尋ねください。

2020年 4月号 《 vol.56-1 》

新型コロナウイルス感染症の予防と拡散防止

新型コロナウイルス感染症の予防と拡散防止

従業員について
①出勤前に検温を行い、37.5度以上の発熱があった場合は出社禁止とし、症状の改善が見られない場合は保健所へ連絡し、判断を仰ぎます。
②同居の家族に同様の症状がある場合、また、ある第三者の罹患者の濃厚接触者となった場合も出勤禁止とし、保健所など行政の指導等に従います。
③従業員の体調管理報告を徹底します。
④昼休憩と診療後に窓を開けて定期的な換気を行ないます。

患者様へのご協力のお願い
①院内のドアノブ・スイッチなど接触が多い箇所について、頻度の高い消毒を行っております。また、スタッフのマスク着用を徹底しております。
②アルコール消毒をご用意しております。ご来院の際は、手指の消毒と手洗いをお願いいたします。
③ご予約をいただいている場合、当日の体調をご確認の上、来院ただきます様お願い致します。
患者様にご不便をお掛けすることもございますが、引き続きのご協力をお願い申し上げます。
横山歯科クリニック 院長

2020年 3月号 《 vol.55-3 》

お父さんお母さんの口腔健康と子供の口腔健康

お父さんお母さんの口腔健康と子供の口腔健康

お子様のお口の健康を守っていくためには、一緒に住む家族のお口の健康も大切です。
特に、家庭で子どもと生活の長い時間を過ごすことが多い方のお口の健康状態は、子どもへの影響も大きくなります。
お父さんやお母さんのお口の中に、むし歯菌や歯周病菌などの悪い細菌が多い場合は、子どもにその細菌が感染する可能性も高くなってしまいます。
お父さんお母さんのお口が健康的でない場合には、適切な診療プログラムによって健康なお口を目指します。
ご家族のお口の衛生状態が悪い時期には、お子様とお箸やコップの共有は避けることで、細菌の感染リスクを軽減することができます。
また、お子様が3歳になるまでは、特にお子様のお口の環境を衛生的に保つことが大切になり、この時期のお口の衛生管理が将来の虫歯リスクを下げることに繋がります。
ご家族と子どもにとって、安心できるスキンシップのためにも、家族みんなのお口の健康を守ることが大切です。

2020年 3月号 《 vol.55-2 》

快適な金属床義歯

快適な金属床義歯

食事や会話など、身近な喜びを支えるためにも大切な入れ歯です。 入れ歯には、たくさんの種類があり、大きく分けると保険適用と保 険適用外(自費)になります。
保険適用の入れ歯は、比較的安価ではありますが、使用する材料や入れ歯の設計などに細かな制限が決められているため、患者様の要望にお応えできない場合があります。
保険適用外(自費)の入れ歯には、決められた制限がなく、患者様のお口の状況に合わせた入れ歯の設計が可能になるほか、理想的な材料などを使用することで、より快適な入れ歯を作製することがで きます。
代表的な保険適用外(自費)の入れ歯に「金属床義歯(きんぞくしょうぎし)」があり、材料には金属を使用するのが特徴になります。
金属を使用することで、入れ歯を薄くできるため、会話がしやすくなることや、食べ物の温度を感じる美味しい食事を摂ることができます。
そのほかにも、違和感が少ない、汚れが着きにくい、耐久性に優れているため壊れにくいなどの特徴もあります。
現在の入れ歯で、会話がしにくい、食事が美味しく感じない、違和感があるなどのお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

2020年 3月号 《 vol.55-1 》

お口の体操で健康維持増進

お口の体操で健康維持増進

「噛む」「飲み込む」運動機能には、全身の健康にとても重要な役 割があることをご存知でしょうか?
お口の周りの筋肉や舌の運動、唾液の分泌が正常に機能しないと、飲み込みにくい・よくむせる・食欲減退・発語の困難など日常生活に影響が出る場合があります。
このような症状が、全身の筋肉や心身の活力の衰えに繋がり、歩行困難や誤嚥性肺炎、転倒しやすいなど、大きな問題の原因になります。
しっかり噛んで飲み込む食事をするためには、歯を守る以外にも、お口の筋肉や唾液の分泌を促進させる運動を行うことで、お口全体の健康を維持していくことが大切です。
上の①②の体操を生活の中に取り入れることで、唾液の分泌とお口の 筋肉の維持向上に繋がります。

2020年 2月号 《 vol.54-3 》

知覚過敏症から歯を守る

知覚過敏症から歯を守る

冷たいものや温かいものを口に入れたときに、「キーンッ」という 強い刺激を感じる「知覚過敏」を経験された方も多いのではないでしょうか?
知覚過敏症は、歯の表面を覆うエナメル質が壊れてしまうことで、歯の内部にある神経に刺激が伝わってしまうために起こります。
知覚過敏症の原因の多くは、歯ぎしりや強い噛み締め、歯周病など様々な要因がありますが、直接的な原因に「歯磨き」があります。
歯磨きのときに、歯ブラシを強く当てて歯を擦り過ぎたり、歯と歯ぐきの境目をキレイにしようと歯ぐきに歯ブラシを当て過ぎることで、歯ぐきが擦り減ることが原因になる場合があります。
知覚過敏症を予防するためには、定期検診で歯ぎしりや強い噛み締めが無いかの定期的な診断と、正しい歯磨き方法を確認することや、毎日の歯磨きでは、強い力で歯を磨かないことが大切です。
また、知覚過敏を感じた場合には、むし歯ができている可能性もあることから、早めに歯科医院で受診することも大切です。

2020年 2月号 《 vol.54-2 》

残存歯数と生涯医療費の関係

残存歯数と生涯医療費の関係

お口の健康と全身の健康に大きな関係があることはご存知でしょうか?
その関係のデータが、歯科医療と生涯医療に示されており、「残っている歯の数」と「生涯医療費」にも現れています。
「噛む」という運動機能は全身の健康につながる役割を持っていることをご存知でしょうか?
歯が多く残っていると、食事を飲み込むための嚥下(えんげ)機能も正常に働きますが、多くの歯を失い嚥下機能が正常に働かないと、痰(たん)やお口の細菌などが肺に入り込み「誤嚥性肺炎」を引き起こしてしまう場合もあります。
また、歯を失うことで、食事に制限が出ることも健康に影響を与えてしまう要因になります。
今ある歯やお口の健康を守るためには、毎日の正しい歯磨きと歯科医院で定期的にお口のメンテナンスを受けることが大切です。
また、むし歯などの治療は早期に受けることで、軽度な治療で終えることができるため、歯を守ることが出来ます。

2020年 2月号 《 vol.54-1 》

歯を守り続けるために

歯を守り続けるために

皆さんは、『なぜ年を重ねるうちに歯が失われていくのか?』と考えられたことはないでしょうか?
ムシ歯治療によってムシ歯にならない歯になれば、歯は失われずに済むかもしれません。
しかし、治療を受けた歯が数年後にまたムシ歯になってしまうこともあるため、歯科治療を受けたからといって『これで大丈夫』『この先もずっと健康』ということにはなりません。
自然治癒力のない歯をどのようにして守っていくのか?
その為には『なぜムシ歯になったのか?』の原因や経緯を理解し、その上で、繰り返さない、または進行を遅らせる為の予防がとても 大切です。
予防のためには、歯科定期検診を受けることで、ムシ歯や歯周病のリスクを減らすためのお口のクリーニングや、問題を早期に発見することが大切です。
また、歯磨きなど毎日の正しいセルフクリーニングも大切です。
当院では、皆様のお口の健康をお守りするために、定期検診をご案内しております。

2020年 1月号 《 vol.53-3 》

歯周病の治療と予防

歯周病の治療と予防

先日、私が所属する「札幌臨床歯科研究会」に参加し、症例発表も行なってきました。
私は、重度の慢性歯周炎の患者様の症例について発表し、改善に繋げる歯周治療への取り組みを伝えました。
歯周病は、成人の約8割もの人が感染している感染症です。
日常生活の中でお口の中に入った歯周病菌は、そのままお口の中に潜伏し、40歳頃になると増殖する傾向があります。
いきなり重度の歯周病になることはほとんどありませんが、歯周病は自覚症状がないまま進行し、自分で気づく頃には、歯ぐきから出血することが多くなったり、歯がグラグラするなどの症状がみられます。
自覚症状が出る頃には、重度の歯周病の場合が多くなります。近年は、重度の歯周病への治療方法で「組織再生療法」があり、健康を取り戻す可能性も上がっていますが、歯周病はお口を衛生的に管理していくことで、リスクを大幅に軽減することができます。
毎日の正しい歯磨きと定期的な歯科メンテナンスは、ムシ歯予防だけではなく、歯周病予防にも繋がります。

2020年 1月号 《 vol.53-2 》

いくらと痛風の関係

いくらと痛風の関係

クリスマスやお正月など美味しい食事のイベントが多く、体調を考えて食事制限をされた方もいるかと思います。
美味しい食事に関係する病気といえば「痛風」ではないでしょうか?
痛風は、血液中の尿酸が増加して関節内に尿酸の結晶をつくり、足の指などに激しい痛みを感じる関節炎を起こす病気です。
痛風になると、美味しい食事の摂り過ぎ、ビールの飲み過ぎ、魚卵の食べ過ぎなどと言われますが、少し誤解があるようです。
痛風の原因となる「尿酸値の上昇」は、飲食だけではなく、遺伝的要因やストレス、薬剤の影響、腎機能低下や血液の病気が影響することもあります。
痛風の原因となる「尿酸値の上昇」の要因となる『プリン体』は魚卵に多く含まれていると言われていますが、魚介類を比較すると、食材100gあたりのプリン体は、【いわし:約210mg】【エビ:約195mg】【マグロ:157mg】で「いくら」は約3.7mgしか含まれていないため、痛風への影響は少ないと言えます。
また、尿酸値を抑えるためには、ジョギングやウォーキング、水泳 などの有酸素運動が有効です。
現代では、健康について様々な情報が溢れていますが、正しい知識を得ることが大切です。

2020年 1月号 《 vol.53-1 》

新年のご挨拶

新年のご挨拶

新年、明けましておめでとうございます。
今年のお正月は、長く休みがとれたという方も多かったと思います。
また、新年ということで新たな目標を立てた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
横山歯科クリニックは、今年も患者様の健康に向き合い、生活に寄り添うために、健康と新しい笑顔につながる質の高い歯科治療を届けていきます。
今年は、8月に東京オリンピック開催や、オリンピック種目のマラソン・競歩は札幌で行われることになったため、大きな盛り上がりを期待しています。
2020年、皆様の健康と笑顔を守れる歯科医院を目指した成長を継続していくためにも当院も様々なことに挑戦していきたいと思います。
本年も「横山歯科クリニック」をどうぞ宜しくお願い致します。

ARCHIVE